日本人醸造家
日本人女性 「百合草梨紗(ゆりぐさ りさ)」さんがフランス・ボルドーで手掛けるワイン「シャトー・ジンコ」と「ジー・バイ・ユリグサ」をご紹介します。
百合草梨紗(ゆりぐさ りさ)さんはフランス人の夫と二人でシャトーを立ち上げ、日本人の女性ボルドーワイン醸造家としてトップキュヴェである「シャトー・ジンコ 」のファーストヴィンテージ2016を2018年にリリースしました。
百合草さんは長くワインのネゴシアン業に従事し、いつしか自分のこだわりが詰まったワインを造りたいと思うようになり、ボルドーの有名シャトーであるジスクール、ポンテ・カネ、レ・カルム・オー・ブリオンなどで栽培や醸造を学びました。
現在所有する「シャトー・ジンコ」の1.56ヘクタールの自社畑は、あのシャトー・ペトリュスで44年間醸造家として勤めたメルローの達人「ジャン=クロード・ベルエ」氏に“お墨付き”を与えられた、メルローのための土地を選びました。「シャトー・ジンコ」はメルロー100%にこだわり、2019ヴィンテージからはオーガニック認証「AB」を取得しました。
現在の商品ラインナップは、トップキュヴェの「シャトー・ジンコ」に加え、百合草さんが細部まで監修するセカンドレンジ「ジー・バイ・ユリグサ」のルージュとブランの合計3つのキュヴェを手掛けています。生産量が非常に少ないですが1本1本丁寧に心を込めて醸造を行っています。